(root化不要)androidで上でpythonの開発環境を整える

まえがき(雑談)

2000円ちょっとでbluetoothキーボードをゲット出来ると話題の「ポケモンタイピングDS」が今日届きました.

バトル&ゲット ポケモンタイピングDS (シロ)

バトル&ゲット ポケモンタイピングDS (シロ)

クオリティはそこまで期待していなかったのですが,キーボードを早速androidに接続しゴニョゴニョ入力して見たところ,2000円では十分すぎるほどのその作りの良さにニヤニヤすることができました.
今回はせっかく素晴らしいキーボードが届いたのでandroidで開発環境が作れないか調べてみました.


androidで上でpythonの開発環境を整える

  • CLIの開発環境(←出来れば)
  • エディタにvimを使いたい(←vimかわいいよvim)
  • root化を必要とするものは使わない (←root化こわい..)
    の3つを目標としました.

1. androidPythonを導入する

androidpythonを導入するには「python for andoroid」というアプリをインストールします.
ただこのアプリはgoogle_playには登録されていないので,PythonForAndroid_r5.apkandroidでアクセスしてダウンロードし,インストールします.起動すると[Install]というボタンがあるので, pythonをダウンロードしましょう.

2. androidでCLI環境を導入する

andoroidにはいくつか端末(ターミナル)アプリがあるのですが,今回はterminal IDEを使用します.

「terminal IDE」が優れている点は

  • はじめからそれなりに使える環境が整っている (もちろんvimも入ってる)
  • キーバインドなどの変更や細かい設定が可能

ちなみにterminal IDE単体で Javaのコンパイル(ビルド),実行が可能です.

3. terminal IDEからpythonを使う

どうにかterminal IDEからpythonを使いたくて調べたところ,Python in Terminal IDE for Android(英語) という記事に手順が紹介されていました.

  • ホームディレクトリにpythonというファイルを作り,以下を書き込む

    #!/system/bin/sh
    BASE=/data/data/com.googlecode.pythonforandroid/files/python
    export PYTHONPATH=${PYTHONPATH}:${BASE}/lib/python2.6/lib-dynload
    export PYTHONHOME=${BASE}
    export LD_LIBRARY_PATH=${BASE}/lib
    ${BASE}/bin/python "$@"
    
    (ちなみに,terminal IDEはクリップボードに対応しているので上記をコピーしdropboxなどを経由してペーストするのがおすすめです)

  • 先ほどのファイル(python)に実行権限を与える

    $ chmod +x ~/python
    

  • bashrcにパスを追加する
    echo export PATH=$PATH:~/ >> ~/.bashrc
    

再駆動するとpython が使用できるようになります.

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で,でけた~!! (๑´ڡ`๑)

気になるところ...

  • キーボードが英字配列で認識されてしまう
  • 日本語入力ができない

ちなみに...

andoroidには,SL4A (Scripting Layer for Android)という開発環境もあり,これは

に対応しています.SL4Aについては Android プログラム開発で詳しく紹介されています.